誰でもそうかと思うのですが、「別れ」というのが苦手です。
もちろん、これは僕に限った事ではないのは百も承知なのですが。
「もう2度と会うことはないだろうな」とか思うと、
たまらない気持ちになります。
極端な話、自分の中では、「もう会えない」というのと、
「相手が死んでしまった」というのと
大差なく思えちゃったりしちゃうんですよ。
音信不通になるということは、
たとえば、相手がいつ何があって死んじゃっていたとしても
こちらには届いてこないわけですし、
「2度と会えない」という点では、「永遠の別れ」も、「死」も同じですから。
だから僕は、どこかに「きっとまた会える」という希望を託していたい。
これは、本当に自分の弱い点だという事も知っています。
でも、それでも、と思ってしまいます。
「さようなら」ではなく、「じゃあ、またね」が安心するんです。
たとえ「もう2度と会えないだろう」ということがわかっていたとしても、
そんな言葉にしがみついていたいんですね。
別に僕が何らかの大きな別れがあったわけではなく、知人で
「新しい道に進むためいろいろな人に別れを告げざるを得なかった」人がいまして。
相手に寂しい思いをさせないよう、別れをうまく伝えていたんですね。
本人は「煮え切らないだけだよ」と言っていましたが、
僕は心の底から「ああ、やさしい心くばりなあ」と思いました。
いやはや、感心です。
ちょっぴり暗い話で申し訳ないです。
こんな僕ですが、今後ともよろしくおねがいしますね。