2月10日(木)
「見知らぬ隣人」
とある雑誌で、
「見知らぬ人を嫌いになれるか?」
というお話がありました。
この間、ある方の日記で、
「会ったこともない人を好きになるなんて」と言うような話題を
読んだばかりだったので、
「おおっ、タイムリー」なんて思いました。
そのコラムにあったのは、
「テレビに出ている有名人の芸風、
見せるために作られた人格が嫌い」というのはあるにしろ、
「その人が嫌い、憎い」と言ってしまうのは
いかがなものだろうか?という話でした。
ふむ、確かにそうだな、と。
「この部分は好きじゃない」というのはあっても仕方ないのですが、
「人そのものが嫌い」までは
言い過ぎなのかもしれません。
ただ、「会ったこともないのに」という言葉の強さは
最近になって「薄まっている」と言わざるを得ません。
ネット上のつながりがまさにそれだから。
FF11などのオンラインゲームや
チャットをする度に思うのですが、
直接会っていなくても、そこには確かに「魂」があるんです。
自分の体を通さなくても、心を通い合わすことができる。
いや、むしろ表に出るのが「心」だけだからこそ
正直に自分を出すことができるのかもしれません。
本当に大事なものは、目に見えない。
互いの姿が見えない、「気持ち」だけでつながったネットの世界。
こうした世界が存在する以上、
「直接会わなくちゃ人を判断できない」と
言い切ることはできないんじゃないのか?
そんなことを思ったりしました。