10月20日(水)
「自分の考えと他人の言葉」
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だいぶ前、「バカの壁」がすごく売れて、
「なぜこんなに売れたと思いますか?」
と尋ねられた著者の養老孟司先生。

その答えは、
「みんな、自分で考えるのが面倒くさいんですよ。」
というものでした。

「考えるのが面倒」・・・。
うーん、確かに。

「行列のできる法律相談所」とか、人気ありますよね。
面白いです。僕もよく見ます。
ただ、ああいう番組が受けるのは、
「自分じゃ判断できない」という社会になってきてるから、
というような気がします。

街でよく見かけるようになった、
人生訓のような言葉の入ったイラスト、写真。
こういったものが売れるのも、
同じ理由かもしれないですね。

あのテの商品、僕個人的にはちょっぴりニガテだったりします。
数学の答えを一生懸命考えてる途中で
「こうするといいよ」と言われるような気がして。
もちろん言ってることが間違っているとも思わないし、
大事なことを教えてくれると思います。

でも、そういった言葉はカゼ薬のようなもの。
本当に自分が困った時、行き詰まった時にこそ欲しいもので、
普段から服用すべきものじゃないんじゃないかなー、
なんて思います。

絶対にそんなこと言いもしないし思ってもいない
ワンちゃんやネコちゃんにそんな言葉を言わせるよりも、
かわいい、ありのままの姿の写真を見て、
ほんわかとした何かを感じる方がよっぽど好きなんだけどな。
(あくまで僕個人の趣味に過ぎないんですけどね^^)

どれが「自分の意見」でどれが「他人の言葉」なのか。
自分を見失わないためにも、
そのあたりの区別だけは
自分の中で判断できるようにしておかなきゃいけないですね。

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