10月9日(土)
「太陽を覆う雲」
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「あの時の自分は、なんでこんなことをしてたんだろう?」

そんなこと、よく思ったりしませんか?

テストでの成績が、史上最低。
なんでこうなる前に今まで勉強してなかったんだ?
なんで遊んでばかりいたんだ?

ダイエットするはずが、太ってしまった。
ああ、やっぱりあの時食べたケーキがいけなかったんだ。
なんであのとき、がまんできなかったのだろう?

僕たちはそれを「後悔」と呼びます。

ただ、この「後悔」というシロモノ。
結果で左右されてくる、実に危なっかしいものなんですよね。
テスト勉強してなくても
100点が取れてたら絶対に満足してたろうし、
ケーキを食べても体重が減ってたら
それでオッケーなはずです。

当たり前なんですけど、
結果が悪かったからこその「後悔」なんですよね。

確かに、勉強しなかった自分はいけないし、
ケーキの誘惑に負けた自分も悪い。

しかし。
「遊びたかった自分」、「食べたかった自分」というのも
本当の自分なわけで。

「その時の自分の気持ち」が「悪い結果」によって
否定されてしまうというのは
少し悲しい気がします。

「その時はそうしたかったんだ。」
そう思っていたことは確かなこと。
後々のひどい結果にそんな確かなことも
揺らいでしまいそうだけれど、
その時の気持ちを一度認めてやること。

それによって「後悔」なんてあやふやなものは
たちまちどこかに行ってしまうでしょう。

散々だった結果に否定しがちになっていた「昔の自分」。
そんな自分を認めてくれて、ありがとう。
素敵な言葉をもらった気がします。

過ぎたことを「よかった」と思えることの積み重ね。
最期に「いい人生だった」と言えるかどうかは、
そこにかかってるね。

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