プロ野球の選手会スト。 このままだと土日の計30試合、 ストライキ、ということになるそうです。 中日が首位を走っているということもあり、 とても残念な気分です。 今日、スポーツ紙を読んでいたら、 巨人の球団社長の、聞き捨てならないコメントが載っていました。 「140試合未消化なら、今年のシーズンは、なしで。」 ちょっと待て。 そりゃあないでしょう。 いくらなんでも、そういった発言こそ「なし」でしょう。 ファンは毎日、どんな思いで応援してると思ってるんだ。 声枯らして、一生懸命声援送って。 勝ったら心の底から喜んで、 負けたらホントに悔しくて。 「ぜひ、今日も勝って、優勝を。」 1試合1試合、みんな必死で応援してるんだ。 そんな思いを全く踏まえていない、この発言が許せないんです。 今回の球界再編の問題、 経営者側の「感謝のなさ」が目について仕方がない。 「普段、球場に足を運んでくれるファンのみなさん、ありがとう。」 「選手の皆さん、毎日いい試合をしてくれて、お疲れさま。」 そういう気持ちがあれば、 お互いもう少し歩みよれるような気がするんだけどな。 こういった気持ちって、偉くなると消えちゃうものなのかな。 「感謝できない人」というのは、嫌いです。 以前、こんな事がありました。 僕が制作に携わったソフトが、 とてもよく売れました。 文字通り、「記録的な」売上だったんです。 ホントにホントに、大感謝すべきことです。 ところが、会社の後輩は飲み会でこう言った。 「売上、ハードの普及率の面から見ると微妙だよねー」 僕は、怒りを通り越して、悲しくなった。 こんな人間がこの世の中にいることに。 なぜ、ソフトを買ってくれた人たちの顔が浮かばないのか。 小さい子から、昔ながらのファンの人まで、 発売日を待ちに待ってこれだけたくさんの人が 買ってくれたんだろう。 その人たちが嬉しそうにソフトを買って、 楽しんでくれてることに、なぜ感謝できないのだろうか。 何よりも、今こうして生活できてるのは、 その人たちが僕たちの作ったものを わざわざお金を出して買ってくれたからだろう。 なぜ、そんなことがわからないのだろう。 最近はものにあふれているせいか、 「感謝の気持ち」というのを忘れがちです。 でも、僕たちは、直接目に見えなくとも、 みんなつながっている。 今僕がこうして日記を書くには、 パソコンを作る人がいる。 部品を作る人がいる。 アプリケーションソフトを作った人がいる。 感謝しなきゃ。 僕たちは常に誰かの力を借りて生きている。 知らない人でも、何らかの形でつながっている。 そんなふうに考えられたら、 きっと優しい人になれる。 そう信じています。 |
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