8月25日(水)
「ベストアルバムについて考える」
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マッキーのベストアルバムが出た、ということで、
ちょっとその点について考えてみたいと思います。

僕は、好きなアーティストの「ベストアルバム」というのは、
ちょっぴり苦手です。
もちろん、「隅から隅まで知りつくした曲」ばかりで、
改めて聴く気が起こらない、というのもあるのですが、
それよりももっと重要なことがあります。

それは「オリジナルアルバムに悪影響を及ぼす」ということです。

ベストアルバムというのは、いろんなアルバムからの
「いいとこ取り」です。
まあ、そのベストアルバムを聴いている時はいいんですが、
問題はその後。
オリジナルアルバムを聴いた時です。

ベストアルバムに入ってる曲と、そうでない曲の
「聴いた頻度」のバランスが悪くなるんです。
たとえば、マッキーの場合で言えば、「LOVE LETTER」。
とても大好きな曲です。
もともとは「UNDERWEAR」というアルバムに入っている曲ですが、
ベスト盤である「SMILING 2」と「SMILING GOLD」にも収録されています。

「どのCD聴こうかな」と思った時に、
「この曲が聴きたいから、このアルバムを」となる曲ってあると思います。
「太陽」だと、「太陽」と「Ordinary days」。
「HOME SWEET HOME」では「天国と地獄へのエレベーター」。
「本日ハ晴天ナリ」だと、「I got a friend」。
そんな具合で、自分の中で「核」となる曲っていうのがあるんです。

「LOVE LETTER」はそんな核となる曲でした。
が、2つのベスト盤に入っているがゆえに、
「UNDERWEARを聴こう」というモチベーションがあがらない。
「UNDERWEAR」を聴いても、好きなはずの曲に
ありがたみを感じなかったりして。

「PHARMACY」に入っているからこその「花水木」。
「SELF PORTRAIT」に入っているからこその、「MILK」。
そうありたいんですね。
簡単に言えば、「神戸牛は神戸に行って食べたいよね」って感じかな。(笑)

そんなわけで、ベスト盤はそんなに聴かないようにしています。
それでも意地で買ってしまうのが、ファンの悲しい性ですね。(泣)

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