4月19日(火)
「ゲーム脳??」
以前、「ゲーム脳」なんて言葉がありました。
簡単に言うと
「ゲームばかりしてると『キレやすくなる』」という理論です。
結局のところこの説はかなり限定的な状況であり、
有力な学説にならなかったようなのですが、
「科学的には間違いでもひょっとしたら…」
と思うことがあります。
最近のゲームは、プレイヤーに対して親切な設計になっています。
「こうしたら便利だ」とか、
「これは面倒だから省こう」とか、
そういった配慮の積み重ねです。
もちろん、それはゲームにとって不可欠で
それが当たり前のようにできているゲームが「いいゲーム」なのですが、
少し「制作者側の優しさに甘えすぎているのではないか」と思うのです。
ゲームに関するインターネットでの書き込みとか見てると
「それぐらい我慢してやれよー」
という不満や批判が多く見受けられます。
「このシステムが良くない」
「ここでこれができないのはちょっと・・・」
なんて意見であふれています。
ゲームは、現実と違って
「誰が作ったか」というのがハッキリした世界です。
その人の姿が見えるだけに、
自分がうまく行かないと、その人のせいにできてしまうんですね。
ゲームが楽しめないのは、自分じゃなくて制作者のせい。
それはもちろんあるけれど、
「自分から楽しもう」と思わなければ
相手がどんな態度に出たとしても
それはきっと「楽しくないもの」になってしまいます。
「ゲームばかりやってる子はキレやすい」。
こうした観点から見ると、あながち間違ってはいないのかもしれませんね。