3月8日(火)
「新しい靴」
「あんた、靴汚いねえー。新しいの買ったらー」
と両親に言われました。
確かにこの前の雪で、少し汚れてしまいました。
けれど、新しいものを買う気にはなれないのです。
古ければ古いほど、物に魂が宿る気がする。
新しいものを買ったその瞬間、
今まで使っていたものが寂しい顔をするんです。
ボロくなってしまったものは、
「悪くなる」ことではなく、
「愛がつまった」ものなんです。
好きなものが、ひとつあればいい。
恋愛に関してもそう思います。
「いろんな経験」はしたいけれど、
「いろんな恋愛」はしたくない。
何人も人を傷つけたくないんです。