1月22日(土)
「おかげさまで」
とあるゲーム会社の社長が、
不具合が多発している同社の製品に対し、
「これは私がこうしたくて作ったものであり、
ゲーム会社や購入者が
それに合わせてもらうしかない。」
と述べたそうです。
当然、世間からは大ブーイングです。
自分の会社の製品の不具合を認めないばかりでなく、
「ガタガタぬかすな」と言わんばかりのこの態度。
「ひどい」としか言いようがありません。
年末に見た金八先生で、
「おかげさまで」という言葉について考えていました。
ひらがなで書くと分かりづらいのですが、
「お蔭様で」と書くと、よく分かります。
「蔭」になっている人がいるから、輝くことができるんですよね。
日本ではその「蔭」に対する畏敬の念を込めて、
「蔭」の人に「様」をつけたんです。
「買ってくれた人がいるおかげで、生活できる。」
「おかげさまで」を忘れている人は、
輝きつづけることはできないと思います。
気がつけば陽は沈み、
蔭なんて見えなくなってしまうのであります。