1月6日(木)
「才能」
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名古屋に帰っているとき、とても才能のある人に出会いました。
いや、「出会った」というよりも、
その人にそんな力があることを
「今まで知らなかった」というほうが正確かな。

その分野に関してはまったく詳しくないけれど、
「この人はすごい」というのはひしひしと伝わってきました。

ただ、その人はその能力を使って生計を立てるとか、
その世界で勝負するとか、
そういった欲がぜんぜんなくって。
周りから見たら「もったいないなー」と
思ってしまいそうなんだけどね。
理由を尋ねたら
「厳しい世界に出たら好きなものが好きでなくなるから」
という答えが返ってきました。

それを聞いて、なんだかとても嬉しい気持ちになりました。
「この人は、神様からもらったプレゼントを
本当に大事にしてるんだな」
っていうのがものすごくよく伝わってきたんです。

才能は、自分を幸せにするための手段。
「才能は他人を幸せにするための手段」
という話を聞いたことがあるのですが、
他人の幸せは、自分が幸せであることが前提だと思うんです。

「もっともっとたくさんの人に
自分の能力を知ってもらって、幸せな気分になってもらいたい」
という願いがある人は、
勝負の世界へ行くのがその人にとっての幸せ。
「誰に見せるわけでもない、
自分がそれをしている時が一番の幸せ」と感じてるならば
それがその人にとっての幸せ。
後者の幸せは、他の誰にも伝わらないようにみえるので
もったいないような気がしますが、
実はそうではなくて。
その力で本人が幸せになっていれば、
不思議とその幸せは周りに伝わるんだよね。
(昔は「そんなのはきれいごと〜。」なんて思ったりもしましたが、
「自分が幸せ」→「自分の中にゆとりができる」→
「周りの人にもやさしくできる」→「その人も幸せ」→「みんな幸せ」
という図式を思うと、なるほど納得なのです。)

プロになってたくさんのお金を得ることも財産ですが、
「好きであること」は、もっと素晴らしい財産だと思います。

神様からの素敵な贈りもの。
ずっとずっと大事にしてね。

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